これからの時代に求められる人材とは

昨日、札幌市経済局主催の、札幌型ITイノベーション人材育成事業報告会「IOT・ビッグデータの展望と人工知能の創る未来」というセミナーに参加しました。

 

基調講演にて、ソフトバンクの中山五輪男氏のお話では、AIとロボットの最新事例としてソフトバンクはもちろん、大手都市銀行などで既に運用されているPepperの導入事例や日本IBMと提携して販売するWatsonの切り開くビジネススタイルが取り上げられていて、かなり興味深い内容でした。

 

整理しておくと

Pepperは、ソフトバンクの感情認知型ロボット。

Watsonは、IBM人工知能(コグニティブ・システム)。

 

例えるならばPepperが体で、Watsonが脳。

って感じなのかな。

 

 

余談ですがWatsonという名前、創業当時にIBMを率いたトーマス・J・ワトソン・シニアから取っているそうで、それだけ社運を賭けた商品であるとのこと。

 

今はスマートフォン全盛の時代だけれど、スマホは単にコンピューターを小型化したに過ぎないんです。

 

次世代のコンピューターのキーワードは

コグニティブ・コンピューティング

 

コグニティブとは、認知の・経験知識に基づくという意味で、Watsonは人間の脳のように認知し、学び、蓄積し、そして「行間を読める」右脳型のコンピュータであると言います。

 

2016年は人工知能元年と言われていますが、中山氏の話を聞きながら「あっという間にビジネスの現場が変わっていく」のを実感しました。

 

 

既存の仕事はロボットに奪われ、今以上に雇用創出が難しい時代に突入します。

 

悲観的に考えれば人間の尊厳が保たれないウツ大爆発の時代に。反対に、ロボットとの共存が可能な新しい未来文明が始まる。とも捉えられます。

 

何れにせよ、問題はじゃあそんな時代にどんな人材が求められるの?って話になりますよね。

 

主催者のひとり、Neeth株式会社の石井代表が先進企業調査からの結果を報告してくださった内容では「コミュニケーション力のある人」が求められているとのこと。また、素直であること、なんていう意見もあると仰っていました。

 

 

コミュニケーション力、人間力のある人なんてたくさんいるし、それって今も昔も変わらないNeedsなんじゃない???

って思ってしまいます。

 

なのにコミュニケーション力が求められているならば、次世代に求められるコミュニケーション力とは今までの概念ではない、本質的で革命的なコミュニケーション力ではないでしょうか。


また、このような時代に突入するにあたり、未来学者アルビン・トフラーは「人間の再定義が必要」と言っています。


人間が変わる時がきているようですね。


さて、4月17日(日)「21世紀のメタ・プラットフォーム 教育×経済=Edunomic」というイベントを開催します。2月に一度開催したところ大好評だったため、再度開催する運びとなりました。是非ご参加ください。

https://www.facebook.com/events/687125911429191/


時代のニーズに対し、まだ誰も代案を示せていない未来を共に作っていきましょう。